スタンダード市場への移行表明が徐々に増えてきた

決算などを踏まえて、8月~9月に判断する会社が増えるか

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サマリー

◆東京証券取引所は、プライム市場からスタンダード市場への無審査での再選択措置を2023年4月1日~9月29日の期間限定で設けている。5月に入り、この措置を活用した上場会社による移行申請が増えてきた。

◆5月末までで31社がスタンダード市場への移行を表明し、その理由で最も多いのは、社内の限りある経営資源を今後の会社の成長に集中させるためというものである。

◆移行を検討している3月末決算会社は、7月末から8月中旬にかけて発表する第1四半期の業績や外部環境などを踏まえて判断することになるのではないか。その場合、8月~9月の取締役会で決断することになり、この時期に移行表明が増えるだろう。

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