2023年01月20日
サマリー
◆日本銀行(日銀)は、2022年12月の金融政策決定会合において、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の運用を変更し、続く2023年1月の決定会合では、共通担保資金供給オペレーションを拡充した。イールドカーブ・コントロールは長短金利を低位に抑えることが可能である一方、市場流動性を低下させる副作用が表面化したことから、金融緩和を続けるために、その副作用の緩和を狙ったものと思われる。
◆国債市場・レポ市場の市場流動性を補完するため、日銀は国債補完供給を行っている。国債の引き渡しを免除する減額措置は、流動性を改善させる効果が大きいものの、日銀が国債を満期まで持ち切るという原則を覆し、損失を生じさせうる点が憂慮される。当面、日銀は金融緩和を続けると思われるが、イールドカーブ・コントロールと市場流動性のバランスは引き続き大きな課題となるだろう。
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