2018年10月04日
サマリー
◆「攻めの農林水産業」として農業の成長産業化を図る政府の成長戦略では、農業の組織化・大規模化・企業的経営の推進が柱になっていると考えられる。特に今年度(2018年度)は、財政投融資の予算でも農業の規模拡大に重点が置かれている。
◆農業の組織化・大規模化が進展すれば、農業の投資資金需要が増加すると推測される。相対的に投資額が大きいのは畜産系であり、増加傾向となっている。相対的に金額は小さいが、野菜や畑作への投資額も増加傾向となっている。地域別にはかつては北海道の投資額が相対的に大きかったが、東日本大震災からの復興需要により、近年では東北の投資額が大きくなっている。
◆農業経営の規模拡大が有効となる要素として、国産農産物への需要の伸びしろが高いことが考えられる。規模拡大は農業の資金需要増加の可能性を高め、民間金融機関が農業ビジネスに関わる機会を増加させると期待される。
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