2018年05月24日
サマリー
◆米国の長期金利上昇を背景とした米ドルの増価で、米国以外の企業や政府の米ドル建て負債残高の規模が注目されている。
◆米国以外の企業等(銀行を除く)による米ドル建ての負債調達額(シンジケートローンの組成額と債券発行額の合計)は、カナダ、英国、ドイツ、日本など先進国等が上位を占める。新興国等ではケイマン諸島、中国、メキシコ、ブラジルの負債調達額が大きい。
◆ドル建て負債の返済・償還額と今後の予定額を見ると、現時点では先進国等では2018年、新興国等では2020年が最も多い。新興国等で負債調達額が大きい中国は2020年に返済・償還予定額が最も多くなる。
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