2017年09月22日
サマリー
◆日本証券業協会は9月19日に「証券業界におけるSDGsの推進に関する懇談会」を設置した。「貧困、飢餓をなくし地球環境を守る分科会」、「働きがいのある働き方そして女性活躍支援分科会」、「社会的弱者への教育支援に関する分科会」の3つの分科会を設け、証券業界の取組みについて議論を行う。
◆2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)は、貧困や飢餓、エネルギーや気候変動の問題など幅広い社会問題に対する17の目標である。
◆証券業界が最も貢献できるのは、本業である「発行体と投資家の仲介」により、SDGsの達成に必要な資金を供給することだろう。SDGsの達成に向けた大きな課題として、開発途上国の大幅な資金不足がある。公的資金だけで対応することは困難であり、民間資金の導入が求められていることから、インパクト・インベストメントやESG投資の促進が期待されている。
◆また、SDGsには女性活躍やワークライフバランスの推進など、先進国も含めた持続可能な社会の実現に不可欠な内容も盛り込まれており、証券業界も積極的に取組むことが求められる。
◆日本証券業協会がSDGsへの取組みを打ち出したことは、SDGsの認知度・理解度の向上という点で有効である。証券業界のSDGs達成に向けた積極的な取組みが期待される。
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