2012年02月15日
サマリー
◆銀行の積極的な国債投資の気運が拡がっている。この要因のひとつとして銀行の金利リスク量を示すアウトライヤー比率の低下が寄与しているといわれる。
◆但し、アウトライヤー比率の低下は単なる計測基準の“テクニカル”な要因に過ぎない。実際に日本の大手6行の国債保有残高の総計は3年半で約2.5倍というスピードで増加しており、実態の金利リスク量を表現しているかは疑問も残る。
◆名目的な金利リスク量が低下する中で、更なる国債投資を継続する銀行の姿は、現代病を患う人とよく似ている。“投資から預金”へ流れる預金増加に対して、消去法的な国債投資のスタンスからの脱却が、今後の銀行経営の舵取りの鍵となるであろう。
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