2014年07月14日
サマリー
◆欧州のエネルギー市場自由化の中長期の目的は、規制されてきたエネルギー産業における競争原理の導入による最終需要者の便益の向上である。この場合の便益の向上とは料金の低下、サービスの質の向上、安定供給の確保等を指す。
◆今回の調査では、エネルギー・システム改革の進展と最終需要者の便益の向上について議論が活発化しており、各国で様々な課題が見受けられた。
◆この背景には、各国の最終需要者は料金の低下が自由化の最大の恩恵ととらえている向きがある中、各国のエネルギーの完全自由化が完了したタイミングが、ガスの価格の上昇の時期と重なったことがある。
◆このような観点から、2017年にガス市場の小売の完全自由化を目指す我が国にとって、欧州の自由化の現状を把握することは意義があると言えよう。
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