2013年06月03日
サマリー
1.規制の制定にあたり、その規制によって生じるコスト(費用)とベネフィット(便益)を事前に精査し最適な規制を探ることは、「規制の事前評価」といい、近年多くの国々で意識的に導入が進められている。
2.米国では、規制のコスト/ ベネフィット分析の不十分さを理由として、企業ガバナンス規制の導入を裁判所が阻むこともあり、企業ガバナンス規制をつかさどるSECでは、事前評価の手順書を公表するに至った。
3.英国でも企業ガバナンス規制の事前評価は行われている。しかし、定量化が十分に行われているかは、疑問も生じる状況である。
4.コスト/ ベネフィット分析の本質的な問題として定量化が困難であることは、早くから指摘されている。外部の批判的評価にさらすことによって、分析の精度を高めることが期待できるかもしれない。

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