2012年01月05日
サマリー
◆2010年10月に発表された日本企業を対象とするCDPの情報公開度スコアを用い、スコア上位と下位に二分して企業の株式リターンを分析したところ、次の結果を得た。
◆スコア公表後の平均リターンは、スコア上位が-3.18%、下位が-0.20%で、いずれも配当込みTOPIXの-3.54%を超えた。
◆スコア公表前を含む6年間の累積リターンも、スコア上位が-24.2%、下位が-22.1%となり、配当込みTOPIX の-41.3%を大きく上回った。
◆これらの結果は、気候変動問題への対応と情報開示がSRIにおけるESG要因として有益であることを示唆しているのではないか。
◆機関投資家が主流である欧米と比べると、日本のSRIは個人向けが中心で市場規模が非常に小さい。しかし、日本においても機関投資家によるSRIの拡大につながる環境が整ってきており、今後のSRI市場の拡大が期待される。
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