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分散投資が進む米国の確定拠出型年金

充実した商品ラインナップの提供、デフォルト商品の仕組みが重要に

2012年08月02日

政策調査部 研究員 佐川 あぐり

サマリー

◆米国では、確定拠出型の年金制度である、確定拠出型年金(DC:Defined Contribution、以下DC)と個人退職勘定(IRA:Individual Retirement Account、以下IRA)の資産総額は、年金制度全体の5割超にも上る。

◆DC、IRAの運用においては、ミューチュアル・ファンドが中核となっている。そのミューチュアル・ファンドの内訳をみると、1990年代の国内株式(米国株)中心の運用から、2000年代に入りバランス型ファンドへとシフトしており、より分散投資が進んでいるようだ。その背景としては、ライフ・サイクル・ファンドの存在があり、またデフォルト商品として設定するという仕組みが上手く作用したことが大きく影響しているといえる。

◆日本の確定拠出年金においては、導入以降、元本確保型商品に偏った資産配分が続いており、分散投資を進める方策を考える必要がある。充実した運用商品ラインナップの提供やデフォルト商品の検討が図られるべきと考える。

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