サマリー
◆確定拠出年金は、拠出した掛金を加入者自身が主体となり運用することで、老後の資産を形成していく年金制度である。自己責任を原則とした新しいタイプの年金制度として、大きな期待を受けて制度がスタートし、約10年が経過した。
◆制度の普及状況を確認すると、導入以来、加入者数や実施企業数は順調に増加しているものの、期待通りの普及状況とはいい難い。制度面での課題が多いことも一因といえるのではないだろうか。
◆制度面での課題としては、拠出限度額の引き上げ、マッチング拠出の規制見直しなどがあげられる。高齢化が急速に進み、公的年金の財政悪化が逼迫する状況下において、確定拠出年金制度は自助努力によって資産を形成できる、重要な制度といえる。より利便性を高めて、加入者の利用がさらに拡大するように制度見直しを進めていくべきであろう。
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