シリーズ 横串組織の社会史 -1980年代編-

「韻」を踏む組織論

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  • マネジメントコンサルティング部 主席コンサルタント 林 正浩

サマリー

◆横串機能や横串組織は、企業経営・組織運営を論じるうえでの欠かせないテーマの一つだが、いつ頃から注目され始めたのか、なぜ注目されているのかについては意外と知られていない。

◆そこで本稿では、取り巻く時代背景や関連する組織論をからめながら、横串機能や横串組織のあり方を探る。そしてそこから得られる示唆をチェンジマネジメントの推進力として提示する。第1回となる本稿では主に1980年代の動向に着目したい。

◆本題に入る前に、2つの国家的プロジェクト、すなわち米国における宇宙開発事業と我が国における青函トンネル事業を取りあげ、横串機能や横串組織、事業開発の視点で概観する。

◆次に、総合エレクトロニクスメーカーの組織形態や1980年代を中心に大手各社で相次ぎ設立された生活文化系の研究機関を題材に、横串機能や横串組織に通底するエッセンスをあぶり出していく。

◆最後に、横串機能や横串組織への理解を助けるため、同時代の組織論やナレッジマネジメント研究の潮流についても簡単に紹介する。

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