ビジネスパーソンにとってのSDGs

折り返し地点で改めてその意義を問う

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  • マネジメントコンサルティング部 主席コンサルタント 林 正浩

サマリー

◆2015年9月に国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されて7年あまりが経過する。しかし、当初の目標が順調に達成されているとは言い難いのが現状ではないだろうか。折り返し地点に到達した今、改めて立ち止まりその本質を掘り下げることが次の一手につながると考える。

◆ビジネス視点でSDGsを理解しようとする際、VUCA時代の羅針盤としての「ビジネス倫理学の視点」、パートナーシップで実効性を高める「社会実装の視点」、SDGsの本質を理解するための補助線である「相互連関性の視点」の3つの視点で俯瞰することが欠かせない。

◆SDGsへの理解には、多面的且つ重層的な視座から社会課題をとらえることが求められる。SDGsには異論をはさみにくいと考えられがちだが、本質的な理解と具体的な行動を促すためには健全な批判精神(クリティカル・シンキング)を有することも忘れてはならないだろう。

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