2020年12月02日
「失われた10年」が「20年」になり「30年」となった。
原因ははっきりしない。日本は、景気刺激策や金融政策を幾度も実施してきたが脱却できていない。外需依存体質を改めて内需拡大を目指す政策も打ち出したが、その方向には進んでいない。日本は黒字を積み上げながらデフレに陥っている。一方、米国は国際収支が赤字のまま経済成長を続ける。中国は世界の工場に発展し、米国と覇権争いするまでになった。
パラダイムシフトが起きたのは事実である。要因は複合的であろう。見方もいろいろある。本稿では、ここ数十年を振り返ると共に、筆者の担当する情報技術分野で起きている「デジタル化」を生き抜くためのヒントを探ってみたい。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
ROEの持続的向上のための資本規律の重要性
資本コストを真に意識した財務戦略への道
2025年05月02日
-
シリーズ 民間企業の農業参入を考える
第2回 異業種参入:持続的成長をもたらす戦略とは
2025年03月11日
-
中期経営計画の構成形式に関する一考察
企業の状況や経営の考え方を反映した最適な選択を
2025年02月12日
関連のサービス
最新のレポート・コラム
-
メタバースは本当に幻滅期で終わったか?
リアル復権時代も大きい将来性、足元のデータや活用事例で再確認
2025年06月11日
-
議決権行使助言業者規制を明確化:英FRC
スチュワードシップ・コード改訂で助言業者向け条項を新設
2025年06月10日
-
上場後の高い成長を見据えたIPOの推進に求められるものとは
グロース市場改革の一環として、東証内のIPO連携会議で経営者向け情報発信を検討
2025年06月10日
-
第225回日本経済予測(改訂版)
人口減少下の日本、持続的成長への道筋①成長力強化、②社会保障制度改革、③財政健全化、を検証
2025年06月09日
-
「内巻」(破滅的競争)に巻き込まれる中国自動車業界
2025年06月11日