サマリー
筆者はこれまで10年以上にわたって日本企業の海外進出支援を行ってきた。その進出支援対象国はアジア新興国が中心である。JICA(国際協力機構) のプロジェクトにも参画し、ミャンマー、フィリピン、モンゴル等々社会課題解決に向けたSDGs(持続可能な開発目標)ビジネス推進に携わってきた。SDGsは2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されたので、SDGsという言葉が生まれる前から「世界の人々が協力し合って社会課題を解決し、よい未来を創ろう」という発想で海外ビジネス支援を行ってきたことになる。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)からの後継として生まれたSDGsに対し、筆者はビジネスの視点で向き合ってきた。
本稿では海外におけるSDGsビジネスにおいて、日本企業の経営者が誤解する2つのテーマについて考察する。その誤解を解いたところで、SDGs海外ビジネスにおける成功のポイントを述べる。
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