サマリー
◆新型コロナウイルスワクチンの供給に関して国内の準備態勢が整いつつあるが、諸外国と比べ日本ではワクチン接種に対して消極的な向きが多い。日本よりもワクチン接種が進んでいるアメリカでワクチン接種率が伸び悩んでいることから、アメリカよりもワクチン接種への意欲が低い日本でもワクチン接種率が将来的に伸び悩み、集団免疫の獲得や経済回復が遅れる可能性があると考えられる。
◆日本では、高齢者以外の層、基礎疾患のない人、女性でワクチン接種意向率が低い傾向が見られることから、それらの層に対してワクチン接種を動機づける取組みを積極的に行うことが重要だろう。アメリカでは特定の層のワクチン接種者に対して懸賞や現金相当物の配布等の取組みがなされており、それぞれの事例は日本においても参考になる。
◆また、日本ではワクチン接種をためらう理由として「副反応への懸念」、「ワクチンの効果への疑問」が多く挙げられていた。この点を踏まえると、ワクチンの安全性や効果等に関するデータに基づいた情報発信を引き続き行い、ワクチン接種を推進することも重要になるだろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
企業が今取り組むべき健康施策のポイント(後編)
健康投資の拡大と実効性向上に向けたデータ活用
2026年08月03日
-
企業が今取り組むべき健康施策のポイント(前編)
2026年度健康経営度調査にみる重点施策の方向性
2026年07月28日
-
高市政権のイノベーション政策の論点
テキスト分析でみる「統合イノベーション戦略2026」
2026年07月22日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
-
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
-
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
-
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
-
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日
2026年ジャクソンホール会議の注目点は?
ウォーシュ議長はインフレ抑止に対する姿勢を明確に打ち出すか
2026年08月20日
“TACO”指数で読む トランプ大統領の“TACO”化の兆し
市場と世論が映す政策転換のサイン
2026年08月13日
高市政権誕生後の長期金利をどうみるか
2035年に3.3~4.0%程度で、海外保有拡大で更なる上昇も
2026年08月12日
第230回日本経済予測
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年08月21日
GPIFガバナンス改革の功罪と課題解決の道
目先の運用見直しの可能性は低いが、硬直的運用への対応が課題
2026年08月13日

