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GAFAの台頭 世界でデータをめぐる競争が激化

本格的な勝負はこれから 日本はどう立ち向かうか

2018年11月16日

亀井 亜希子

サマリー

◆ビッグデータを収集・蓄積し、IoT、ロボット、人工知能(AI)等による技術革新を用いて利活用することによって自国の経済発展や社会構造変革を生み出そうとする、いわゆる「第4次産業革命」への取組みが世界中で進んでいる。

◆世界のデータを巡る覇権争いには、「ネットからリアル」と「リアルからネット」の2つの潮流がある。第1ラウンドで、世界のバーチャルデータの覇権争いを制したのは、米国大手IT企業のGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon.com)であった。

◆GAFAに対する防衛策として多くの国・地域が、域外データ移転の制限や独占禁止法による規制等に乗り出している。しかし、日本は、米国と協調路線にあり、国内に一定規模の大手IT企業も多くあるため、バーチャルデータに関する規制等を強めていない。

◆「リアルからネット」の潮流からのリアルデータの覇権争いはこれから本格化していく。現状、リアルデータはGAFAの弱い領域でもあり、日本を含む諸外国にも主導権の獲得の可能性が残っている。特に日本は、世界の中でもリアルデータの収集・蓄積に優位性があり、利活用のやり方によっては期待が持てる。日本国内ではメディアを中心に悲観的な見通しも多いが、世界からは、日本は優位な展開を繰り広げるとポジティブに見通されている。

◆「ネット」の部分は現状GAFAを利用せざるを得ない面もあるが、リアルデータからのアプローチで、日本がどこまで優位なポジションを世界の中で確立できるかが勝負であり、早急な取組みが求められている。

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