2009年07月16日
サマリー
◆2009年6月19日、IOSCOは空売り規制に関する報告書を発表した。その中で、各国の規制当局が空売り規制を構築するに当たっての、4つのハイレベルな原則を提言している。
◆具体的には、(1)金融市場の秩序・効率性・安定性が害されるリスクを軽減する適切な規律、(2)適時に市場監督機関等に情報提供が行われる報告制度、(3)実効性のある法令遵守・監督体制、(4)特定の取引類型について適切に規制の対象外とすることが挙げられている。
◆わが国の空売り規制については、概ねこれらの原則をクリアしているものと考えられる。ただ、時限的措置の延長(又は恒久化)が議論されているほか、規制の細目についても、諸外国の動向などを踏まえて、今後、更なる見直しが検討される可能性もあるだろう。
◆具体的には、(1)金融市場の秩序・効率性・安定性が害されるリスクを軽減する適切な規律、(2)適時に市場監督機関等に情報提供が行われる報告制度、(3)実効性のある法令遵守・監督体制、(4)特定の取引類型について適切に規制の対象外とすることが挙げられている。
◆わが国の空売り規制については、概ねこれらの原則をクリアしているものと考えられる。ただ、時限的措置の延長(又は恒久化)が議論されているほか、規制の細目についても、諸外国の動向などを踏まえて、今後、更なる見直しが検討される可能性もあるだろう。
本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。
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