2013年02月04日
サマリー
◆2014年(平成26年)6月末に到来する(バーゼルⅡ規制の)経過措置終了を境に、邦銀の保有株式及び証券化商品のリスクウェイトが大きく上昇する可能性が指摘されている。規制導入から既に5年以上経過しているにもかかわらず、対象資産の多くは未だ具体的な対策がなされていないのが真相のようだ。
◆経過措置対象資産をすぐに売却することは難しく、バーゼル規制の「崖」を回避することは容易ではなさそうだ。本年(2013年)3月末から導入されるバーゼルⅢ規制においても、多くの経過措置が用意されているが、本格導入に向けて計画的な資本政策が求められる。
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