バーゼルⅡ、2010年にも追加強化策

ストレス時対応のバッファーを推奨

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  • 吉井 一洋

サマリー

◆バーゼル銀行監督委員会は、2009年3月12日に「自己資本(比率規制)の改善策」を公表した。

◆改善策では、ストレス時に取り崩す(draw down)ことができる資本のバッファー(緩衝装置)の構築、資本の質の強化などを新たな強化策を提案している。同様の内容は同日公表されたFSF(金融安定化フォーラム)の文書でも記述されている。

◆新たな強化策の内容は2010年に検討される。新たな強化策は現在の経済と金融のストレスが継続している間は、適用しないこととしている。

◆なお、1月16日に公表された強化案は、予定通りの適用が想定されている模様である。

本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。

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