2004年09月02日
サマリー
◆ 標準的手法による場合は、原則100%のままである。内部格付手法による場合は、リスク・ウエイトの下限は、VAR 等を用いる市場ベース方式では公開株式200%、未公開株式300%となる。融資と同じ方式(PD・LGD 方式)でも売却を予定している株式の場合は、同じく公開株式200%、非公開株式は300%となる。売却を予定していない株式の場合は、公開・非公開株式共に100%が下限となるが、発行先の信用リスクに応じて、リスク・ウエイトが上昇する。
◆ただし、内部格付手法による場合でも、2004 年9 月30 日までに取得したものは、10 年間は標準的手法の100%のリスク・ウエイトが適用される。
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