欧州での上場廃止に向かう日本企業

企業会計の「2007年問題」も影響か?

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2006年05月30日

サマリー

◆欧州の証券取引所での上場を廃止する日本企業が後を絶たない。取引量が少ないことが表向きの理由とされているが、2007年(2009年となる可能性も)からは国際会計基準と日本基準との差異について追加開示等が求められる予定となっており、これに伴う負担増が背景にあるとも考えられる。

◆わが国の会計基準を設定するASBJ は、既にIASBとのコンバージェンス(収斂)・プロジェクトを進めているが、国際会計基準との差異解消に対するプレッシャーは、今後ますます強まっていくことが予想される。

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