揺れる会計監査

信頼回復に向け会計士協会などが対策を発表

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2005年11月30日

サマリー

◆カネボウの粉飾決算に担当会計士が加担していたことが明らかになり、監査制度に対する信頼性が大きく揺らいでいる。

◆2003年に公認会計士法が改正され、担当会計士のローテーション制度や、公認会計士・監査審査会による品質管理レビュー等のモニンタリング制度が導入されたばかりだが、監査制度に対する信頼性が急激に低下していることから、新たな対応を余儀なくされた。

◆日本公認会計士協会では、継続監査期間の短縮など、監査に対する信頼回復に向けた対策を打ち出した。そのほか、企業会計審議会では、監査基準を見直すとともに、監査の品質管理に関する規定を「品質管理基準」として独立させる改正を行っている。

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