サマリー
◆2025年上半期のインバウンドは、19年同期と比較して訪日外客数が約1.3倍、消費額が約2倍になった。消費額の増加には、旅行者数の増加や物価上昇に加え、1人あたり実質旅行支出の増加も寄与した。円ベースの購買力が高まった国・地域ほど1人あたり実質旅行支出が増加する傾向が見られ、費目別ではサービスの伸びが顕著であった。
◆訪日外客数全体の7割弱を占める韓国、中国、台湾、米国における外国旅行の動向を踏まえると、先行きのインバウンドは成長ペースの鈍化が見込まれる。韓国・台湾では旅行先に占める日本の割合が高水準で安定的に推移しているものの、外国旅行者数は足元で弱さが見られる。米国では旅行先として日本を選ぶ傾向が強まっているが、外国旅行者数は2025年に入り伸び悩んでいる。一方、中国は景気減速の影響で外国旅行者数がコロナ禍前の水準に達しておらず、今後の伸びしろは大きいと考えられる。
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