サマリー
◆2024年10月1日に公表予定の9月日銀短観において、大企業製造業の業況判断DI(最近)は+11%pt(前回調査からの変化幅:▲2%pt)、同非製造業では+29%pt(同:▲4%pt)を予想する。
◆大企業製造業では、中国の景気減速や台風10号による工場の稼働停止などの影響が企業マインドを押し下げるだろう。とりわけ中国向け輸出が多い「繊維」や「紙・パルプ」などの素材関連業種で業況判断DI(最近)の悪化が見込まれる。他方、自動車の生産体制の回復が進んだことを受け、「自動車」や関連業種である「鉄鋼」「非鉄金属」などの業況判断DI(最近)は底堅く推移するだろう。
◆大企業非製造業では、台風や8月に宮崎県などで発生した地震の影響で「宿泊・飲食サービス」や「対個人サービス」、「建設」などの業況判断DI(最近)が悪化するとみている。また、その他の幅広い業種においても人件費の増加によって業況判断DI(最近)が下振れする可能性がある。他方、実質賃金の増加やインバウンド需要の回復は下支え要因となろう。
◆2024年度の設備投資計画(全規模全産業、含む土地、ソフトウェアと研究開発投資額は含まない)は前年度比+9.7%と予想する。企業が先送りしてきた投資の発現を見込むことに加え、旺盛な設備投資意欲に実績が追い付きつつあることを背景に、高めの設備投資計画が示されるとみている。
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