サマリー
◆2013年11月の貿易統計は、輸出金額が前年比+18.4%と9ヶ月連続の増加となり、市場コンセンサス(同+18.0%)を上回った。輸出金額を価格と数量に分けて見ると、輸出価格が前年比+11.6%と、大幅な上昇が続いていることに加え、輸出数量が前年比+6.1%と2ヶ月連続で前年を上回ったことが輸出金額を押し上げた。輸出金額を季節調整値で見ると、前月比▲0.2%と2ヶ月ぶりの減少となった。ただし、3ヶ月移動平均値で見ると12ヶ月連続の増加となっており、輸出金額の増加傾向は1年間にわたり継続している。
◆輸出数量指数を季節調整値で見ると(季節調整は大和総研による)、前月比+1.9%と、2ヶ月連続の上昇となった。地域別に見ると、米国向け、EU向けは減少したものの、アジア向けが同+4.1%と大幅に増加したことが全体を押し上げた。
◆先行きに関しては、輸出数量は米国向け、アジア向けを中心に持ち直しの動きが続く見込みである。米国では、個人消費の堅調な改善が続いており、徐々に日本からの輸入も増加するとみられる。さらに、欧州に関しても、緩やかながら景気の拡大が続くと見込まれることから、EU向けの輸出も増加基調に復するとみている。アジア経済の改善ペースは緩やかなものに留まる見込みであるものの、アジア新興国経済も景気は底を打ったとみられることから、アジア向けの輸出の増加が日本の輸出数量を下支えするだろう。
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