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高齢化のマクロ需要面等への影響はどの程度あったのか?

過度に悲観的だった可能性も

2013年05月22日

市川 正樹

サマリー

◆高齢世帯の一世帯当たり消費支出は中年世帯の半分強程度にすぎないが、人口が高齢化しても世帯数が増加を続けたことなどから、1999年から2009年にかけて我が国全体での総消費額は高齢化によってはそれほど減少しなかった。


◆世帯数の増加は単独世帯の増加による面が大きいが、ほぼ全ての年代で増加を続けている。特に、団塊の世代が目立つ。


◆一世帯当たりの消費額については、人口構成の高齢化による減少は、それほど大きくなかった。ほとんど全ての年代、特に中年層において、収入減の影響による低下が大きかった。


◆GDPの需要側の大宗を占める消費や住宅投資に関しては、人口ではなく、まず意思決定単位である世帯に注目すべきである。世帯数のピークは2019年と予測されており、高齢化のマクロ需要面への負の影響は実はこれから顕在化する可能性がある。


◆供給側については、女性や高齢者など潜在的な労働力はまだ多い。人口高齢化、更には人口減の財政面を除くマクロ経済的影響に関して、将来はともかく、現状については、これまで過度に悲観的だったのかもしれない。

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