サマリー
◆2012年9月の全国CPI(除く生鮮食品、以下コアCPI)は前年比▲0.1%となり、下落幅が前月(同▲0.3%)から縮小した。下落幅縮小の主な要因は、エネルギーの押し上げ寄与が8月から0.3%pt拡大したこと。
◆一方、市況要因を除いた物価動向を表す「食料(除く酒類)及びエネルギーを除く総合」は前年比▲0.6%と、下落幅は8月(同▲0.5%)から拡大した。季節調整値で見ても、前月比▲0.2%となっており、物価は緩やかなデフレ傾向が続いている。
◆先行きについては、当面、全国コアCPIは前年比ゼロ%付近での推移が続くとみられる。原油価格の動向によってはエネルギー関連が物価を押し上げる可能性はあるものの、原油価格が足下の水準で推移すると、前年比ベースでの押し上げ幅は年末をピークに徐々に減衰していくこととなる。また、このところの景気の減速により需給ギャップの縮小も足踏みとなっていることから、需給要因による物価上昇圧力は弱く、デフレ傾向が当面続く見込み。
◆10月30日に日銀から公表される展望レポートで示される2014年度の物価見通しは、前年比+1%を下回るのがほぼ確実とみられる。日銀が当面の物価安定の目処としている、コアCPI前年比+1%の早期達成は非常に困難な状況である。
◆一方、市況要因を除いた物価動向を表す「食料(除く酒類)及びエネルギーを除く総合」は前年比▲0.6%と、下落幅は8月(同▲0.5%)から拡大した。季節調整値で見ても、前月比▲0.2%となっており、物価は緩やかなデフレ傾向が続いている。
◆先行きについては、当面、全国コアCPIは前年比ゼロ%付近での推移が続くとみられる。原油価格の動向によってはエネルギー関連が物価を押し上げる可能性はあるものの、原油価格が足下の水準で推移すると、前年比ベースでの押し上げ幅は年末をピークに徐々に減衰していくこととなる。また、このところの景気の減速により需給ギャップの縮小も足踏みとなっていることから、需給要因による物価上昇圧力は弱く、デフレ傾向が当面続く見込み。
◆10月30日に日銀から公表される展望レポートで示される2014年度の物価見通しは、前年比+1%を下回るのがほぼ確実とみられる。日銀が当面の物価安定の目処としている、コアCPI前年比+1%の早期達成は非常に困難な状況である。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
AI脅威論にどう向き合うべきか
安全確保と開発競争の両立に向けた企業間協調の可能性と限界
2026年10月09日
-
2026年8月消費統計
耐久財とサービスが弱く、総じて見れば前月から減少
2026年10月09日
-
平均1,177円となる2026年度の最低賃金、審議の透明性などに課題
審議内容は過半数の地域で非公開/欧州型目標の検討加速も必要
2026年10月08日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
-
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
-
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
-
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
-
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日

