サマリー
◆新興国通貨が復調している。FRBの金融緩和が確実視されていることに加え、米中摩擦一服による世界景気悪化懸念の後退も追い風となっている。金融緩和は国際的な連鎖を生みやすく、実際FRBからECBへ、更には多くの新興国への追随的な緩和が行われる可能性が高まっている。これは世界景気を支える一定の役割を果たし得る。しかし、新興国がどれほど緩和モードを継続できるかは、世界的な景況感にも依存する。その点、現在の金融市場はやや「いいとこ取り」的な状況にあるようにみえる。緩和に便乗するのは良いが、現在の環境の持続性にベットするのは危険かもしれない。
◆トルコからは久々に良いニュースが届いている。イスタンブール市長選挙のごたごたで明らかになったのは、エルドアン氏が結局は選挙結果を尊重しているということだ。同国ではかろうじて、民主主義の命脈が保たれているようにみえる。
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