サマリー
リーマン・ショックに至る「新興国ブーム」は中国という資源利用効率の悪い新興大国が高度成長の最終段階を迎える中で起きた特異な事例と捉えるべきであり、その再現は期待しがたい。中国の高度成長が終焉を迎えつつあるのは、人口動態上の必然だからである。
ただし、中国における人口構成の成熟化は、同国が集中的にため込んできた製造業の集積が、他に拡散し始めることを意味してもいる。周辺アジアを中心とした後発国に飛躍の機会が与えられるということである。

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