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新興国マンスリー(2012年4月)ソフトランディングへのナローパス

~金融緩和の障害を除去できるか~

2012年04月03日

経済調査部 経済調査部長 児玉 卓

新興国リサーチチーム

サマリー

◆多くの新興国では内需に落ち着きが見られ始めている。内需の底打ちが確認されれば、相互依存を通じて外需に対する懸念も後退する。しかし、そのプロセスを促進する上で求められる金融緩和の広がりに欠けた状態が続いている。

◆ユーロ圏危機は小康状態にあるが、LTROの効果は概ね出尽くした。劇的な反動が予見されるわけではないが、流動性危機に一区切りついたことで、今後の焦点は、現時点では政府の支払い能力があるとされるユーロ圏構成国の緊縮政策の実効性に移る。ユーロ圏の再度の動揺は、新興国通貨のボラティリティを改めて高めることにもなろう。原油価格の上昇懸念も継続している。これらが新興国の金融緩和の広がりの障害になっており、ソフトランディングの道筋はナローパスにならざるを得ない。

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