サマリー
◆アセアン各国側から中国への輸出割合を見ると、マレーシアが一番高く13%、その次が、インドネシア、タイ、フィリピンで11%、ベトナムは一番低くて9%である。一方で中国からの輸入割合を見ると、ベトナムが24%、インドネシアが18%、その次が、タイとマレーシアで13%、フィリピンが一番低く8%である。これらの数値からすると、中国との関係はフィリピンが一番少なそうである。
◆逆に、中国側からアセアン主要5ヶ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)全体への輸出割合を見ると7.1%、一方輸入割合は9.1%となっている。中国側から見たアセアン主要5ヶ国全体との貿易収支は赤字である。大幅貿易赤字となっているのは、対マレーシアやタイ、一方で、大幅貿易黒字となっているのは対ベトナムである。
◆アセアン主要各国で、中国との貿易関係に違いが出るのは、経済発展段階の違いや資源の有無等が関係している。中国との取引において、タイ、マレーシア、フィリピンとは、機械や電子機器が多く取引されている一方で、インドネシアやベトナムとは、資源関係の取引が多くなっている。
◆どのような形態であれ、アセアンと中国との貿易関係は深化している。貿易取引が、双方にメリットをもたらしている。この動きは、今後も更に深まる方向になると予想され、アセアンと中国は、双方ともに更に気になる存在となっていくであろう。
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