本レポートは、2002年~2012年の年次データに基づき、米国の長期国債市場における主要な海外投資家の行動を比較することによって、以下の結論を導き出した。まず、海外投資家が異なる行動を取る主な原因は、市場の需給バランス、アセットアロケーション戦略、および長期国債自体のリスクや収益の変化などである。これは、米国の長期国債を多く保有する中国と日本が、国債価格の変動を回避するために、マーケットメーカーに類似した行動を取っていることに表れている。一方、欧州諸国のリスク選好度が比較的高いことが挙げられる(例えば逆張り投資の重視)。これに加えて欧州諸国は運用資産全体に占める米国の長期国債の割合が低いことから、リスク分散の目的のみで米国の長期国債に投資している可能性がある。このほか、金融市場が不安定な時期においては、リスク回避ムードの高まりと長短金利差の縮小の影響で、一部の海外投資家の資産構成に比較的大きな変化が発生することが判明した。
※掲載レポートは中国語原本レポートにおけるサマリー部分の和訳です。
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