2012年6月  「中国対外直接投資の貿易効果についての研究~パネルデータに基づいた国別差異の分析」

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2012年07月26日

  • 張春萍

本レポートでは1996年から2010年の間に中国が18の国(地域)で行った直接投資や貿易のパネルデータを使用して実証研究を行った。その結果、直接投資は明らかに輸出入誘発効果があることがわかった。中でも、資源国に対する直接投資は輸出入に最も大きな効果をもたらし、また、先進国にしても比較的効果がみられた。しかし、新興国とその他発展途上国に対しては輸出にポジティブな影響はみられたが、輸入に対しては比較的弱い効果があることがわかった。私たちはこれらの研究結果を参考にして、適宜対外投資政策を制定していかなければならない。


※掲載レポートは中国語原本レポートにおけるサマリー部分の和訳です。

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