日本で2009年9月に政権交代があってからすでに2年が経過しようとしている。二人の首相が政権を担ったあと、民主党三番目の首相、つまり第95代内閣総理大臣が8月30日の民主党代表選挙で選出された。次の大型選挙まで2年あり、新内閣がどれだけ持ちこたえられるかは大きな疑問がある。2012年9月に予定されている党代表選挙はもちろん、衆議院解散による大型選挙も可能性がないとは言えない。そこで、日本政界で再編や与野党最大の2政党の分裂が起こるかどうかが、未来の日本の政局を観察する重要な視点の一つとなっている。自民党が野党になる以前に現れた首相が毎年交代するような「政権末期症候群」が、民主党が与党になって2年で発生していることが、今回民主党政権の本質に対して分析と研究を行うに至った理由である。
※掲載レポートは中国語原本レポートにおけるサマリー部分の和訳です。
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