中国語表現から見る現代中国3つの顔

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2014年02月17日

  • 金森 俊樹

サマリー

◆長期間にわたって高成長を続け、GDP規模では世界第二位となった中国だが、一人当たりGDPではなお先進国には遠く及ばない。また所得格差が拡大し環境汚染が深刻化する等、高成長に伴って深刻な社会問題も種々発生してきており、それが人々の意識にも大きな変化をもたらしている。本稿は、こうした状況下で、中国政府および一般の人々が見せる様々な側面を、ネット上や種々の報道・論文等で見られる中国語表現を通して実感しようとする試みである。


(*)中国本土では現在簡体文字が使用されているが、本稿では、できる限り対応する日本語漢字を使用、また鍵となる中国語表現を太字で表記し、適宜解説を加えている。本稿の中国語表現の一部については、香港中文大学典礼中国語文研修所の韓彤宇氏、韓晨宇氏から貴重な助言を得ているが、ありうる誤りはすべて筆者の責任である。


(*)本稿は、外国為替貿易研究会発行「国際金融」2014年2月号に掲載されたレポートを、加筆修正したものである。

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