社債市場から見た日銀植田総裁1年の評価

市場安定を後押しし、社債買入れの手仕舞いを決めるなど期待以上

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サマリー

◆日本銀行(日銀)の植田総裁は、国債イールドカーブの歪みを主因とした社債市場の機能不全からの脱却を、黒田前総裁からしっかり引き継ぎ成し遂げてくれた。

◆日銀は、社債市場をバックミラーから見ていた傾向があったが、今ではフロントガラス越しに見てくれている。

◆延々と続いてきた社債買い入れ施策の手仕舞い決定はポジティブ・サプライズ。

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