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巨額の米国外企業等のドル建て負債

返済等の規模が最も大きいのは先進国で2015年、新興国等で2017年

政策調査部 主任研究員 神尾 篤史

サマリー

◆米ドルの上昇や年内に実施されると見込まれる米国の利上げを背景として、米国以外の企業や政府(企業等)の米ドル建て負債残高が注目されている。


◆米国以外の企業等(銀行を除く)による米ドル建ての負債での資金調達額(シンジケートローンの借入額と債券発行額の合計)は、英国、カナダ、ドイツの企業等が大きな割合を占める。新興国ではロシア、メキシコ、ブラジル、中国の企業等の米ドル建ての負債での調達額が大きい。


◆企業等の負債の返済・償還実績(2014年以前)と今後の返済・償還予定額(2015年以降)を見ると、返済・償還額は徐々に増加しており、ここ数年が最も高い水準にある。その規模が最も大きくなる時期は先進国と新興国等で異なり、先進国では2015年、新興国等では2017年である。


◆今後、メキシコ、ブラジル、中国の企業等は返済・償還予定額の規模が今までよりも大きくなる。特に、中国は2016年~2019年に返済・償還予定額が顕著に増加する。もっとも、企業によって返済・償還の状況は異なるため、個々の企業の動向に留意が必要だろう。

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