2012年04月02日
サマリー
自己利益最大化のためには「利己+利他のベストミックス」の経済行動のほうが合理的と考えてはどうか。それを前提にすると、最近のトレンドが一過性のものでないと分かる。例えば消費の現場においては、途上国の貧困撲滅に寄与するフェアトレード商品やエシカル商品が話題になり、今回震災では寄付付き商品が急増した。金融においても貧困撲滅に寄与するマイクロファイナンスに共感する若者が増え、社会的責任投資やインパクト・インベストメントも市民権を得ている。一方、企業経営においても、マイケル・ポーター氏が2011年年初、企業利益と社会利益両方を生み出す新たな経営の考え方「Shared Value」を提示している。この利他を組み込んだ経済は、低迷する今のグローバル経済を救う一つのきっかけになるのではないか。

大和総研調査本部が長年にわたる知識と経験の蓄積を結集し、的確な現状分析に基づき、将来展望を踏まえた政策提言を積極的に発信していくとのコンセプトのもと、2011年1月に創刊いたしました。
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