英米の地下鉄事業のガバナンス事例

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2007年01月30日

  • 中里 幸聖

サマリー

◆わが国では地下鉄事業について、民営化も含む経営形態の検討の動きが見られる。その際、公益性と収益性の両立を確保するためにどのようなガバナンス体制を築くかは、経営形態の如何を問わず重要な検討事項の一つである。

◆英米では、公営事業体でもガバナンスに関する認識が高いと見受けられる。本稿ではロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンの事例を紹介する。

◆各地域の運営のあり方やガバナンス体制などにはそれぞれ特色があるが、取締役会と執行機能の分離や住民の声を取り入れる工夫がなされていることなどは共通しており、わが国の地下鉄事業者のガバナンス体制を再検討する際の参考になるであろう。

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