統合型リゾート(IR)構想と検討課題(2)

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サマリー

◆カジノ開設の経済効果は大きい。具体的には、地域経済の振興、関連産業の活性化、インバウンド旅行者の増加、税収の増加が挙げられる。


◆一方、カジノ開設のデメリットも指摘されている。カジノ周辺地域の治安悪化、青少年への悪影響、反社会的勢力の介入、マネー・ローンダリング(資金洗浄)、ギャンブル依存症患者の増大などが挙げられる。このようなデメリットへの対応策が検討されているかがポイントとなる。


◆カジノが合法化されている国は120か国以上あり、それぞれ重要な観光資源のひとつと位置付けられている。本稿では、マカオ、ラスベガス、シンガポール、韓国の事例を概観し、日本がカジノを合法化するにあたり留意すべき点について検討する。

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