サマリー
◆2022年1~12月に事業会社が国内のスタートアップ企業に対して実施したM&Aの件数は963件となり、前年の投資件数920件を上回った。過去10年間の投資件数は増加基調を継続している。
◆直近の投資件数が1,000件に迫る勢いで伸長するなか、マジョリティ投資の増加は限定的であり、2022年の投資件数に占める割合は1割程度にとどまる。
◆過去10年をさかのぼり事業会社・CVCによる投資金額トップ10を確認すると、2021年以降に公表された案件が8件ランクインし、直近の投資案件は大型傾向にある。
◆2022年は株価低迷の影響を受け、IPOスケジュールの後ろ倒しやベンチャーキャピタルの投資回収時期のタイミングから、イグジットのスケジュールを練り直すスタートアップ企業も水面下では相当程度あったと推察する。こうした市場環境を背景に2023年以降はM&Aをイグジットとするマジョリティ投資は増加するのではないだろうか。
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