第一に、この問題は企業により影響が大きく変わるということである。業種により短時間労働者の比率が大きく異なる。短時間労働者の比率が低いといわれているのは、「情報通信業(1.9%)」、「建設業(3.0%)」、「製造業(5.8%)」等であるのに対し、「宿泊業・飲食サービス業(31.4%)」、「卸売業・小売業(19.3%)」等の比率が高い。(出所:総務省「労働力調査(平成22年・年平均))
具体的な例として、企業規模の区分では大企業に分類される3社を比較してみる。製造業A社において、有価証券報告書における正社員に対する臨時雇用社員(8時間換算)の人数比を算出すると、0.36倍となる。また、小売業B社をみると、その比率は2.57倍と算出される。同じ小売業であっても、小売業C社の場合にはその比率は1.07倍と算出することができ、同じ業種でも、その比率は異なっているため、適用拡大に対する影響も異なってくる。
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