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米国のグラス・スティーガル法復活の動き

銀証分離規制を復活させる法案が提出されているが、成立可能性は低い?

金融調査部 主任研究員 金本 悠希

金融調査部 研究員 小林 章子

サマリー

◆5月1日、トランプ大統領が商業銀行と証券会社の分離(銀証分離)規制の議論を進める意向を示した旨報じられた。銀証分離規制とは、かつてのグラス・スティーガル法に定められていた、銀行と証券会社の間で、業務の分離、人の分離、組織の分離を求める規制である。


◆銀証分離規制の復活は、5月18日にムニューシン財務長官が否定したものの、同規制に関しては、別途、連邦預金保険公社(FDIC)副総裁が提案している案と民主党のウォーレン議員が議会に提案している案がある。前者は、銀行グループ内で預金保険加入銀行の分離を強化する案で、後者は銀証分離規制を復活させる案である。


◆銀証分離規制が復活した場合の影響は大きいが、ウォーレン議員の案は、同様の案がこれまで民主党政権下で2度廃案になったことがあり、成立の可能性は低いと考えられる。

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