ライツ・イシューに関する東証規則改正

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サマリー

◆2009年12月22日、東証は『「上場制度整備の実行計画2009(速やかに実施する事項)」に基づく業務規程等の一部改正について』を発表した。この中に「ライツ・イシュー」に関する改正も含まれている。

◆「ライツ・イシュー」とは、主に英国などで行われている増資手法で、株主に優先的な新株の割当を受ける権利を与えた上で、その権利の売買を行うものである。これをわが国で実施するとすれば、新株予約権の株主無償割当を行った上で、その新株予約権を上場することなどが想定できるだろう。

◆東証は、わが国で「ライツ・イシュー」を行う際に弊害となることが想定されることから、上場基準の中の、1個の新株予約権の目的である株式は1株とすることを要求する規定を削除するとしている。

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