株券電子化と担保の問題(その2)

株券ペーパーレス化レポートNo.25

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サマリー

◆現在、2009年1月に予定される上場会社の株券電子化に向けて、実務レベルでの準備が進められている。

◆そうした中、おそらく株券電子化で最も影響が大きいのは、株券を担保にとって融資を行っているようなケースであろう。

◆この問題について、2007年4月、全銀協が「株券電子化に伴う株式担保の一斉移行対応」を発表した。今後はこれをモデルとして、実務対応が進められるものと考えられる。

◆基本的には、株券電子化前に、株主(=債務者)からの委任に基づいて、質権者が各種の手続を進めることが想定されているようである。

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