サマリー
◆4月のFOMC(連邦公開市場委員会)では、想定通り、事実上のゼロ金利政策が維持された。声明文と同会合の議事録からは、FOMC参加者は、1-3月期の経済の軟調さを認め、先行きの不透明感が増したことを懸念している。
◆FOMC議事録では、やや長期的なドル高や原油安の影響について、輸出が抑制されることや、エネルギー関連産業での投資の減少が想定よりも大きく、長引くことに懸念が示されていた。ドル高や原油価格が反転した可能性を見極める時間も必要となろう。
◆1-3月期の経済成長率は低位になったが、雇用や消費で回復し始め、住宅市場は振れを伴いつつもすでに回復過程にあるとみられる。企業部門は、特に製造業の多くで軟調なままであり、さらなる鈍化の可能性が後退した程度にとどまる。
◆最近のGDP成長率の振れを大きくしている要素を取り除くと、一部の地区連銀総裁などが主張するように、米国経済は思ったほど弱くないことになる。
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