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FOMC:利上げ前倒しの可能性が台頭

危機対応として始まった金融緩和政策の潮目

2014年03月20日

政策調査部 主席研究員 土屋 貴裕

笠原 滝平

サマリー

◆3月18日から19日にかけて開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)でQE3(量的緩和第3弾)の資産買い入れ規模を、さらに月あたり100億ドル減額することが決定された。2014年は資産買い入れ規模の縮小が続き、QE3は年内に完了するだろう。


◆経済の現状判断は下方修正されたが、悪天候による一時的な停滞と評価され、FOMC参加者の経済見通しを変化させるには至らなかったとみられる。経済の先行き見通しは上振れの可能性が低下した。失業率の改善はさらに加速する見通しである。


◆利上げ開始時期の予想は、これまでよりも少し前倒しされた可能性がある。予想を上回る失業率の低下などが背景だろう。さらに、金融システムの安定化を図る必要性や資産バブルへの懸念も、利上げ開始時期の予想を前倒しさせた可能性がある。


◆利上げ開始の予想が多数を占める2015年は、金融システムが安定していることやインフレ動向も確認する必要がある。さらに、2016年の大統領選を控え、財政が再び問題になっている可能性があり、2015年のFOMC投票権者の発言が注目されよう。

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