サマリー
◆これまで改善してきた住宅市場関連統計は、2012年の年末あたりからやや軟調に推移。一本調子の改善ではなく、販売が軟調にもかかわらず価格が上昇した。
◆住宅価格の上昇は、ファンドからの資金流入が伝えられている住宅需要拡大や、供給側のボトルネックとしての在庫不足と、業者向けの住宅関連与信の不足などが挙げられる。
◆世帯数の増加ペースが加速し、住宅の新規需要が高まっていると考えられる。もっとも、住宅投資による直接的なGDP押し上げ効果は限られる。間接的な波及効果は、幅広い資産効果による消費拡大や、住宅取得時の関連消費などが挙げられる。
◆不安要因は、金融引き締め時など、ファンディング環境が厳しくなる場合だろう。住宅関連の与信が前向きになりにくくなる。住宅価格の上昇がバブル的だとみなされれば、住宅市場の改善が住宅市場の先行き不安要因になるかもしれない。
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