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FOMC:資産買い入れ規模は流動的と強調

今後は財政問題と資産買い入れの「効果」と「コスト」に注目

2013年03月21日

笠原 滝平

政策調査部 主席研究員 土屋 貴裕

サマリー

◆2013年2回目のFOMCでは、政策変更はなく、事実上のゼロ金利政策とQE3の資産買い入れ規模が維持された。声明文では、経済活動が緩やかな成長に戻ったと現状認識を上方修正した。


◆Fedメンバーによる金利見通しでは、利上げのタイミングを2013年と予想する者が一人減り、2014年と予想する者が一人増えた。大勢は2015年の利上げを予想しており、メンバーの意見が収束しつつある。


◆資産買い入れの規模縮小や停止の時期に関して、Fedメンバーの間で意見が割れている。ただし、投票権を持つメンバーの多くや、バーナンキ議長らは引き続き資産買い入れの継続を支持しているとみられる。


◆バーナンキ議長は資産買い入れ規模が流動的であると強調している。ただし、高水準の失業率や財政問題の不透明感から、すぐに資産買い入れ規模が縮小、停止することはないとみられる。今後の金融政策は財政問題次第と考えられるが、議事録でFedメンバーによる雇用環境、資産買い入れの「効果」と「コスト」の認識も確認する必要がある。

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